エキスポシティに堂々とそびえたち始めた大観覧車、
「REDHORSE OSAKA WHEEL(レッドホースオオサカホイール)」
ついに看板も登場し、
アピール度も増してきました。
日本一の高さをうたう巨大観覧車ですが、
とっても気になるのが、施工業者。
エキスポシティの建物類は、
竹中工務店・竹中土木共同企業体が設計・施工を行い、
三井不動産が管理をしています。
一方、大観覧車といった
特殊な建造物については、
どのような企業体が手掛けるのか、興味が湧くところ。
そこで、今回は、エキスポシティの大観覧車の
施工業者・メーカーをテーマにお届けします。
特殊技術を持つメーカーは特殊なモノづくりができる
ロケットは東京に本社を置く元財閥が作る
少し話題が飛びますが、
東京オリンピック開催の年、2020年に日本帰還を目指す
惑星探査機はやぶさ2。
2015年12月には、はやぶさ2が惑星リュウグウに向かうための
加速をする「地球スイングバイ」がニュースで
報道されていましたが、その惑星探査機「はやぶさ2」を
宇宙に送り出すためのロケットを製造した企業は「三菱重工業」。
知名度抜群の元財閥で、本社はもちろん東京です。
観覧車の国内二大メーカーとは?
一方、
日本国内の観覧車メーカーというと、
殆ど名前を聞いたことがないのではないでしょうか?
国内の観覧車メーカーの二大大手は、
「サノヤス・ライド」と「泉陽興業」で
2社が競い合う形で、様々な観覧車の製造を手掛けてきました。
出典:http://www.hepfive.jp/ferriswheel/
HEP観覧車はサノヤス・ライド製
例えば、
大阪梅田のビルの谷間に突如として現れる
へップファイブの観覧車を手掛けたのは、
サノヤスホールディングス子会社、サノヤス・ライド。
ビル一体型の観覧車は当時世界初。
直径は75メートルですが、7階が乗り場になっているため、
最高地点の高さは地上105.6メートル。
ちなみに、
ゴンドラに冷暖房を導入したのも
ヘップファイブの観覧車が世界で初めてだったんだとか。
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泉陽興業は数々の日本一塗り替え経験あり
一方、
泉陽興業は、現在日本1位の
葛西臨海公園の観覧車を造った実績があります。
出典:http://xj900s.blog.fc2.com/blog-entry-243.html
また、
関西では天保山ハーバービレッジの観覧車を建設。
この観覧車は、直径100メートル、高さ112.5メートルで、
1997年の完成当時には
世界最大を誇った迫力ある観覧車。
今も定番のデートスポットとして、
カップルのほか、家族連れからも根強い人気を集める
大観覧車として知られています。
出典:http://www.senyo.co.jp/locations/
国内二大観覧車メーカーはどちらも関西本社
興味深いことに、国内の二大観覧車メーカーは、
ともに大阪に本社を置いています。
エキスポシティも、言わずと知れた関西は大阪の地にあります。
そして、
エキスポシティの観覧車自体が
「レッドホースオオサカホイール」と命名されています。
よって、
エキスポシティの大観覧車も、
どちらかの国内メーカーが手掛けたのでは?と考えて
あれこれ調べたのですが、
エキスポシティの大観覧車に関する
具体的な施工者名の公式公表結果は見つかっていません。
もし、
国内のメーカーが手掛けているとしたならば、
観覧車の規模的にも、
またエキスポシティが建っている土地との
縁やゆかりという意味からも泉陽興業に1票・・・
と思いたいのですが、想像の域を出ておりません。
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泉陽興業はエキスポシティの地ともゆかりが深い
ちなみに、泉陽興業はこんなにたくさんの観覧車を作っています。
こんなにもたくさんの観覧車を手掛けており、
愛地球博など、博覧会がらみの観覧車も製作していますし、
実は、エキスポシティの前身エキスポランドにも
「テクノスター」と呼ばれる観覧車(科学万博用に作られ、移設された)
があったのですが、テクノスターを製造したのも
泉陽興業だったのです。
テクノスターが作られたのは、1985年、
茨城県つくば市で開催された科学万博つくば85で出展された
「観覧車を含むパビリオン」の目玉で、
直径85mは、「科学万博つくば85」にちなんだもので、
当時世界一の高さを誇っていたそう。
つくば万博閉幕後、エキスポランドに移設されて
1986年3月から来園客に親しまれてきましたが、
2009年エキスポランドが閉園した後、解体されてしまいました。
出典:http://luckybook.blog.eonet.jp/photo_square/2009/11/post-9a17.html
その様子が紹介されているサイトが→こちら
だから、
大阪に本社があって、
日本一の観覧車を、万博記念公園のそば、
エキスポシティ内のゆかりのある土地に建造するのなら、
わざわざ遠くから海外メーカーを呼んでくる必要はなく、
大阪に本社を置く日本国内メーカーが手掛けると考えるのが素直で、
しかも、実績や縁を見るかぎり
「泉陽興業」である可能性が高いのではないかと考えている次第です。
果たして、
「REDHORSE OSAKA WHEEL(レッドホースオオサカホイール)」が
「泉陽興業」の実績リストに最終的に加わるのか否か、
ちょっぴりドキドキしながら、今後の推移を見守りたいと思います。
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