エキスポシティガンダム45周年に向けて
エキスポシティにやってきて、
目にとまるモニュメントといえば、
正面左手にがっぷりと組みあって佇む
ガンダム像ではないでしょうか。
実は、
「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」という
プロジェクトが着々と現在進行中です。
そこで、今回はこのプロジェクトの
概要を、それまでのガンダムブームとともに
ご紹介します。
“ガンダム GLOBAL CHALLENGE”とは、
等身大のガンダム像を動かすことに
チャレンジする企画。
『機動戦士ガンダム』は1979年の
テレビ初放送後、
いまだに新シリーズが作られており、
息長く愛されているアニメ作品のひとつ。
そして、ガンダム30周年を記念して、
まさかの1/1のガンダム立像が
建てられたのは「2009年」。
それまでの1/1ガンダムといえば、
「バンダイミュージアムの1/1胸像」や、
「富士急ハイランドに横たわる1/1ガンダム」があったものの
立った状態で自立している原寸大モデルは
当時としては初めて。
出典:http://monomax.jp/archives/288
そんな事情もあって、
2009年7月に、突如お台場に登場した
高さ18メートルのガンダム立像は
約2ヵ月公開され、その雄姿は
当時の目玉スポットとして話題を呼びました。
導入者数は400万人超とも。
当時のその大盛況ぶりをうけて、
2010年には、お台場に次いで静岡にも
ガンダム立像が登場したことを記憶されている
ガンダムファンも多いのではないでしょうか?
それから5年後の2014年、
ガンダムの35周年を記念して、
告知されたのが“REAL G Next Project”。
この年には、
『機動戦士ガンダムUC』のepisode 7が公開され、
“機動戦士ガンダム展 The Art of Gundam”が
開催されるなどガンダムブームが到来。
そして、
この時告知された“REAL G Next Project”が
次なるガンダム40周年を見据えて、
本格的にカタチとなって稼働した企画こそが
「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」なのです。
“ガンダム GLOBAL CHALLENGE”の
初めての記者発表会が行われたのは
2014年7月。
“ガンダム GLOBAL CHALLENGE”を
実現するために創通とサンライズは共同で
“一般社団法人ガンダム Grobal Chalenge”を設立。
アニメの世界をリアルに描写するという
プロジェクトは、様々な今日の技術を
結集させなければ実現が難しく、
ブレイクスルーが求められるそう。
実際に、
早稲田大学の研究実績を持つ
橋本周司氏が行った
ロボット技術に関するプレゼンテーションでは、
“ガンダム GLOBAL CHALLENGE”で
必要とされる技術は
「ロボット研究の集大成的なもの」であると紹介。
そのため、
この企画では技術やアイディアに関する公募が
ワールドワイドに行われ、
情熱に溢れた様々な参加者を巻き込む形で
展開される見込みです。
募集される部門は大きく2部門。
実際の稼働を目指す
“リアルエンターテインメント部門”と、
演出的な動きの表現を目指す
“バーチャルエンターテインメント部門”
に分かれています。
第一次の公募は、
2014年7月より2015年2月末まで募集が行われ、
選考結果が2015年10月に発表されました。
第二次選考結果も随時発表される見込み。
採用された研究者は、
運営法人からの資金提供を受けながら
研究や開発を進めていくことになります。
ガンダムの1/1立像を動かすという
プロジェクトは、アニメに感化された
ファンの情熱や夢をカタチにするという
期待感や遊び心が多分に含まれている一方で、
難しいとされている要素を
ブレークスルーすることにより、
ロボット技術の発展を促す可能性が秘められています。
“夢が現実を創り、現実がまた夢を創る”
パネルディスカッションで取り上げられた
そんなタイトルに思いを馳せながら、
実にあと5年、10年、20年先には、
クルマが自動走行し、
介護現場をはじめ、多方面で
ロボットが活躍する可能性もあるわけで、
世の中はどのように大きな変貌を遂げるのだろうと
ふと考えさせられるのでありました。
最期までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の投稿もごゆるりとお楽しみ下さい。